瀬戸内を渡る風は青く、島々の緑が光る。
宇品から出た船は宮島までを2時間かけて往復する。海の空気が心地いい。
東京や横浜でのクルーズに比べてやや垢抜けない感はあるけど、瀬戸内海汽船の船上ウェディングはおすすめです。
アメリカ人の新郎のベストと新婦のドレスは着物をアレンジしたオリジナルのもの。布地に桜の花があしらわれて華やかである。
新郎は披露宴のはじまりのスピーチで、感謝の言葉とみながフレンドリーに楽しんでもらいたいと述べる。親しい人ばかりの宴席とはいえ、自分の気持ちを素直に言葉にできるというはいいことだなあと思う。
かの国の人たちと比べると、日本人は体裁を気にするのか気持ちを他人に伝えるのがどうも下手だ。
披露宴が開いて、二人は船を後にする。新郎の腕が自然と新婦を抱き寄せるように伸びる。ポーズを指示しなくても、そのままウェディングフォトになる。
喧嘩は絶えないそうだが新婦は「今日くらいはね」と言う。
今日だけでなくこれからも末長くお幸せに。結婚おめでとう。
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