1月18日 香川県高松市
瀬戸内はたっぷりの陽射しで暖かい。式場の植栽のオリーブの木も生き生きしている。
受付まわりの写真を撮っていたら、モーニングに着替え終わった新郎の父上が所在なげにうろうろしている。
いい天気でよかったですね、と話しかけたら「世間話する相手がおらへん」というので、少しつきあう。大阪の能勢から来たそうだ。
結婚式は出席した人が二人と楽しく食事しておしゃべりできればそれで十分だ。
何か特別なことをしなくても、二人をお祝いする気持ちが伝わる式というのは見ていて微笑ましい。人生にはいくつかの「ハレの日」が必要なんです。
二人の作ったプロフィールムービーを見ていたら、〈くだらないことで笑い合う毎日です〉というような一文があって、そういう平凡なことを大切に思えるというのは、いい夫婦である証拠なんだろうと思う。
明日からまたいつもの日常が始まるのだろう。またいつか何かの「ハレの日」を迎えるために。
結婚おめでとう。末長くお幸せに。
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